turn back 12
ストローをくわえ、深呼吸していると、甘美な香りが体の中にゆっくり入ってくるのを感じた。その瞬間に意識が爆発した。意識は完全に体と別行動をしていた。足は地面についているのに上半身は宇宙に飛んでいるような感覚にシローは襲われた。
同時に気持ちが良いとは別に欲求が満たされるような感覚をも受けた。そこには食欲も性欲も物欲もあらゆる欲が無に感じる。そういった感覚であった。
シローはその感覚を一通り楽しんだ後、意識と体を繋げる事に集中したが、意識が完全に一人歩きしている状態だったので、何もする事ができない。
煙玉の力に完全に身を預けた瞬間、意識と体は完全に繋がり、もとの煙玉の店に戻っていた。
シローがあまりにも短い時間に色々な体験があり、少しの間動く事ができなかった。(体と意識が分かれていた時から、微動だにしてなかったが)
「ちょっと吸い過ぎたようだな。シロー。」
可笑しそうにウパーは笑うとシローは自分自身を何か、遊ばれているように感じて少し癪だった。
「もう、大丈夫です。」
シローは俯きながら不機嫌にそういうと、ウパーは真面目な顔をして言った。
「煙玉も悪いものじゃないだろう。まぁ、それはいい。話したい事は別だからな。シロー。君がこの世界に来たのは稀な事なんだ。そう、ずっと昔からこんな事は無かった。だから、俺たち、この世界の住人からの提案があるんだ。選ぶのは君の自由だが、聞くかい。」
「ええ。お願いします。」
「いきなり、こんな事を言ってすまないね。結論はいつでも良いんだ。時間はたっぷりあるのだから。だから、聞いてくれ。提案は全部で三つある。その中で君が選ぶのはもちろん一つだ。わかるよね。一つは君は君自身のまま現世に戻るんだ。いつ死んでしまうかは言えないけど、まだ生きるにはたくさんの時間は残されているだろう。二つ目は君がこの世界お住人になることだ。これは今まで例のない扱いなのだが、全てが永遠に保障されているのだ。生きる事も、考える事、全ての事が永遠にする事ができる。それは君にとって嬉しい事か辛い事かは俺にはわからんが。三つ目は君は今までと同じように生まれ変わってしまう。そう、今の出来事はキレイさっぱり忘れてしまうだろう。一度に言ったがわかったかい。」
「ええ。」
シローは俯いたまま、顔を上げなかった。
「いつでも良いから、決心したら俺に言いにくるんだ。それまでこの世界を満喫してくれよ。」
ウパーはシローの頭をそっと撫で、去っていった。
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コメント
1年越しで待っとったよ!
たぬきのやつも期待しとるから(笑)
PS Yに電話越しで風邪移されてキレそうです。
投稿: 36ラくん | 2009年1月 8日 (木) 03時09分
ありがとう。
電話で、かいっwww
でも、風邪は流行ってるみたいやから、気をつけた方がいいよん♪
投稿: sato4 | 2009年1月 8日 (木) 17時09分
今、気づいたんだけど
主人公の主観で書いていたのに、急に他人になってしまっているね(笑)
今、気づいたのだけれども直しません。
すいません。
投稿: sato4 | 2009年1月 8日 (木) 17時15分